内容が無いポートレート勉強会を企画して気づいたこと

この前の撮影の話になりますが、滅多にやらないポートレート撮影の勉強会を主催しました。会場は愛知県にある古い校舎をお借りしました。

キノコのように生えたレンズ | α7RII + FE 35mm f1.4 ZA
 キノコのように生えたレンズ | α7RII + FE 35mm f1.4 ZA  photo by tea ©

内容は、それぞれ思い思いの撮影やライティングを行ってポートレートを撮影しました。本来ならば撮影方法を一から説明するべきなんですが、解説や座学は一切無しのイベントでした(笑)

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今回の参加者は個々でポートレート撮影の活動を行っている方ばかりだったので、勉強会というよりフォトグラファー同士の交流会に近い雰囲気で場が進行しました。

最近では、撮影する側が何人も集まって、同じ被写体を撮影するというケースが減りました。それぞれが自分の好みやスタイルを持って撮影するようになったので、これは当然の流れのように感じます。

写真の楽しみ方が「交流」というよりは「作品作り」へシフトしている。自分の身の回りで、急激にこの現象が進んでいます。

ただ、久しぶりにそれぞれの撮影している様子を間近で見てみると、もの凄く勉強になることを再認識しました。自分が想像していたよりも、それぞれの撮影方法や見ている所が全く違うんですよね。前回ご紹介した写真は、他の方の切り取り方を参考にして撮った写真になります。多分自分一人では撮れなかった感じだったと思います。

distance | A7R2 + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
 distance | A7R2 + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA  photo by tea ©

今回の撮影会では、互いに技術や価値観・表現を盗み合うという事も水面下で行われました。楽しくほんわかした時間でありながら、なんとなく緊張感も持ち合わせた空気…。実は最近、一定のレベルの方と同じ場所で撮影することにリスクを感じています(笑)

一定レベルというのは、同じ場所に居ることや撮影写真を見るだけで他の表現力を読み取り盗める能力がある方の事です(^-^;)最近こういう方が恐ろしくて仕方がありませんw みなさんの身の回りはいかがでしょうか?

私自身は正直なところ、一人マイペースに写真を撮ってるのが一番いいなと思っています。ただ、みんなで集まるとすごく楽しいですけどねw 自分なりにバランスを取って過ごしていきたい所です。

この日は、自分も撮影現場を通してかなり技を吸い取られてしまったような気がしますが、その分勉強になることも多かったので、結果的には有意義な時間でした。今後、こういった機会は益々減っていくと感じるので、これからも積極的に企画していこうかなと思った1日でした^^

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(お知らせ)誌面に掲載されます

2/24に発売される「 みんなのPhotoshop RAW現像教室 - 著:大和田 良/インプレスブックス 」にて、過去に提供した作例2点が掲載されることになりました。

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