Hexoの使い方。Hexoって何?静的サイトジェネレータでブログを始める。
Hexoでブログを始めてみたい方に捧げる連載記事「Hexoの使い方とブログの初め方」です。第1回目は、hexoブログの使い方を説明する前に、連載記事の概要やHexoとは何か?を簡単に書いていきたいと思います。
ちなみに当ブログでは現在このような表示ができます。
連載記事の概要と目次
連載記事の概要は、次のような内容となっています。
第1回目「Hexoって何?」←いまここ
連載記事の概要や、Hexoについて解説していきます。
第2回目「コマンドラインを使ってみよう」
Hexoでブログを始める前に、避けては通れないコマンドラインの使い方から解説していきます。
第3回目「node.jsの開発環境を用意しよう」
Hexoでブログを始める前に、node.jsが必要となります。まずは必要な環境とそれらの役割について解説していきます。
第4回目「node.jsとnpmとnvmをインストールしよう(Mac OSX)」
Mac OSXユーザー向けの解説です。node.jsや各プログラムをインストールして、Hexoを使うための環境を用意する手順を解説していきます。Windows向けの解説)もありますのでご覧ください。
続編も需要があれば書いていきたいと思います^^
hexoとは何か?
hexoは、node.jsというプログラム言語で動く、静的サイトジェネレーターと呼ばれるプログラムの一つです。
当記事では、hexoの作ってくれる静的サイトについて詳しく説明していきたいと思います。
静的サイトジェネレーターって何?
世に存在するウェブサイトには、次のように動的サイトと静的サイトがあります。色んな定義がありますが、一言で言うとサーバー上で動作するプログラムが存在するのが動的サイトで、無いものが静的サイトです。
これだけでは分かりづらいと思いますので、以下をご覧ください。
動的サイト
閲覧者の投稿やその他の行動、管理者の投稿、編集によってページが変化するウェブサイトのことです。ウェブサイトを表示させる為に動いているプログラムによって、ページの内容を新たに更新したり、追加や削除したり、中にはログイン機能を持たせる事ができるものがあります。
静的サイト
前述の動的サイトのような機能を持たず、ウェブサイトに置いたサイトのデータが変化しないもの。
巷でよく目にするSNSやAmazonなどのショッピングサイト、2chの掲示板、Wordpressと呼ばれるブログシステムやその他のブログサービスの殆どが動的サイトと呼ばれています。
Hexoは静的サイトを作ってれるプログラムなのですが、静的サイトは実例を挙げるのが難しいくらい、あまり見かけません(^^;)というか、ぱっと見ただけでは見つけにくいのが現状です。
一つ事例を挙げると、リクルートさんの「Lifestyle Engineer」というサイトが静的サイトで作られています。
Recruit Lifestyle Engineer
Tech Blogをポータルサイトに発展させるには《エンジニアサイト誕生の裏側 前編》
静的サイトと動的サイトのメリット
それぞれ違いのある動的サイトと静的サイトですが、それぞれ次のようなメリットがあります。
動的サイトのメリット
投稿画面や管理画面をサイト上に配置でき、その中でページを作成したり管理操作がサイト上で行える。またサイトを管理できるツールが充実しているので、お客さんにシステムごとサービスやサイトを納品しやすい。
静的サイトのメリット
動的サイトと異なり、表示するためのプログラムが無いので、ウェブサイトの表示速度が速い。またログイン画面が存在しないので、不正ログイン等の被害を受けにくい。またサーバー側の負担が少ないため、安い費用でサイトを運営・維持できるケースもある。
Hexoは静的サイトを作れるプログラム
Hexoは、ブログのようなページ構成を静的サイトで作る事ができるプログラムです。
前述したメリットのように、ログイン画面や投稿画面は用意できませんが、サイトの維持費を抑えたり、不正ログインの心配をしなくて済むので、個人ブログや小規模サイトの運営に向いています。
逆に言うと、お客さんに記事を書いてもらうブログや、複数の人でページ更新を行っていくブログシステムとして使うには不向きです。
WordpressとHexoのブログ運営を比較して感想をまとめた記事もありますので、よろしければこちらもご覧ください。
最後に
いかがだったでしょうか。今回はHexoブログで何ができるかを初心者にも分かりやすく解説しました。これからHexoを初めてみようという方の参考になれば幸いです。