ブログでAMP HTMLを自動生成し検証できる機能を追加した
Wordpressを辞めてから一年以上が経過しましたが、かなり快適なブログ環境が手に入ったと満足しているところです。サーバー維持費が掛からず、収益化がかなり容易なものになりました。
現在は「Hexo」を利用してブログを構築しています。Hexoはnode.jsの静的サイトジェネレーターです。静的サイトジェネレーターは様々なものが存在していて、Jekyll、Hugo、Middleman、Octopress、Gatsbyも有名です。
Hexoのお陰で快適にブログが書けるようになり、ブログが手軽なものになりました。しかし、Hexoだけに限らず静的サイトジェネレータは、プラグインが充実していないことが大きな欠点です。
そこで、ワードプレスからhexoへ移行して1年で多くのプラグインや代替案を考えてきました。
無かった機能 | 代替案や作成したプラグイン |
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AMP HTML対応 | hexo-generator-ampの作成。AMPの生成と妥当性の検証自動化が可能に。 |
関連記事・人気記事 | hexo-related-popular-postsの作成。wordpressのrelated-postsとpopular-posts系プラグインのような機能を一つにしている。 |
コメント欄 | 当ブログでは未対応。設置するならdisqusを使おうと思う。Disqusとはブログのコメント機能を拡張するシステム |
問い合わせフォーム | 当ブログでは未対応。SNSへ連絡を求める方針で十分かなと妥協。対応するならAWS Lambdaで対応する案が良さそう |
画像の比較 | hexo-tag-twentytwentyの作成 |
インスタグラムの埋め込み | hexo-tag-instagramの作成。instagramの投稿をURLやIDだけで埋め込みできる。 |
ツイッターの埋め込み | hexo-tag-twitterの作成。twitterの投稿をURLやIDだけで埋め込みできる。 |
flickr画像の埋め込み | hexo-tag-flickrの利用と改良。flickrの画像をIDだけで埋め込みが可能になる。 |
今回はその中の一つであるhexo-generator-ampに、大幅なアップデートを加えたのでご紹介したいと思います。
hexo-generator-ampは記事ページ(./index.html
)とは別にAMP HTML(./amp/index.html
)を自動で作成してくれるプラグインです。生成されるAMP HTMLはGoogle AMP Projectの仕様に沿った形式で出力されます。
AMPページと通常のHTMLページ
当サイトでは、以下のようにAMP HTMLを用意しています。実例として参考にご覧ください。
- 通常のウェブページ : markdownの記法まとめ
- AMP HTML版のウェブページ : markdownの記法まとめ(AMP HTML)
AMP HTMLが自動検証できる
今回のアップデートでは、AMP HTMLの有効性を自動で検証する機能(オート・バリデーション・チェック)を追加しました。AMP HTMLを生成した直後にAMP HTMLの記述が正しいのかをプラグインが自動で確認し、問題があればコンソールで知らせてくれるというものです。手間の掛からないAMP HTML導入と品質維持に活用ください。
一般的な投稿記事であれば、プラグインがAMP HTMLの仕様に沿ったデータを作成してくれますが、万が一AMP HTMLの記述に問題が見つかったときには次のようなエラーメッセージを表示します。
通常の方法ですと、ChromeやAMP Validator、エクステンションを使って、以下のように1頁ずつ確認していくことになります。また、gulpをお使いの方はgulp-amphtml-validatorタスクを走らせて一括チェックするという事もできます。
しかしプラグインの場合は、全てのAMP HTMLページが一括自動で検証されていくのが特徴です。機会がありましたらhexo-generator-ampをお使いください^^
完全にポジショントークとなってしまいますが、これからの時代は、ブログを立ち上げる際にWordpress(ワードプレス)を敢えて使うのは、もはや時代遅れであり、愚かな選択と言われてしまうところまで来てると思います。もしこれからブログを立ち上げる方は、是非とも新たしい手法に目を向けて頂きたいと思います。それでは快適なブログライフを^^
(お知らせ)誌面に掲載されます
2/24に発売される「 みんなのPhotoshop RAW現像教室 - 著:大和田 良/インプレスブックス 」にて、過去に提供した作例2点が掲載されることになりました。
レタッチに関する書籍ですが、多彩なレタッチ表現が見られる内容となってますのでぜひご覧ください。