Nikon D850とD810の違いを比較。D850の仕様スペックについて
新しい一眼レフカメラ「Nikon D850」が発表されました。ニコンD850はNikon D810の後継機種です。当記事ではD850の新機能や、旧モデルであるNikon D810と比較して進化したポイントを解説します。
D820やD830という型番を飛ばして命名されたNikon D850が、どのようなカメラなのか詳しく見ていきましょう。
Nikon D850はどこが進化したの?
Nikon D850は、ニコン一眼レフの最上位モデルであるNikon D5譲りのオートフォーカス性能や連写性能を搭載しています。
旧モデルとなるNikon D810と比較すると、カメラの基本性能が全体的に向上しています(詳しくは後述)。また、背面液晶は高画素化されて可動式やタッチパネル方式に進化。様々な操作がタッチパネルで行えるのが特徴です。
また、新たにサイレント撮影が搭載されました。従来のNikon一眼レフに搭載されていた静音シャッターモードとは全く異なり、電子シャッターとなっています。電子シャッターは、シャッター音が気になる撮影シーンでも音を立てず撮影することができます。また電子シャッターは撮影時のシャッター振動が無いため、ブレが気になる撮影には効果を発揮します。
また、意外な新機能として、被写界深度合成機能(フォーカスシフト)が搭載されました。通常の撮影では周辺がボケてしまうシーンでも、手前から奥までピントの決まった写真を撮ることができます。
価格は、36万円前後から販売スタートされるようです。D810の発売時よりは価格が高いものの、様々な進化を遂げたモデルとしては戦略的な価格設定と言えそうです。
Nikon 製品情報 ニコンイメージング
Nikon D850 - 概要
キャッチフレーズは「その刹那に、かつてない精彩を。」
また、撮影サンプルも公開されています。
Nikon D810とD850の違い
Nikon D810とNikon D850の違いは、大まか見ると次の通りです。個人的に気になった所からまとめてみたいと思います。
深度合成の搭載
深度合成とは被写界深度合成のことで、1枚の撮影では手前から奥までピントを合わせられない撮影で重宝する機能です。別名はフォーカスブラケットと呼ばれており、主に被写界(ピントの合う範囲)の狭い虫撮影などのマクロ撮影や、パンフォーカスの風景撮影で利用されているテクニックまたはカメラ搭載の機能です。
現在のところ、本格的な深度合成はオリンパスの一眼レフOM-D EM-1で既に搭載されています。深度合成の様子はオリンパスのホームページを見ると何ができるのか様子が参考になります。また、ソフト側のアプローチとしてはPhotoshopで合成するテクニックも有名です。D850の深度合成機能がどのようなものなのか気になりますね。
AF(オートフォーカス)性能の向上
D800とD810ではAF測距点数と呼ばれるフォーカスポイントが51点、クロスセンサーが18点、11点がF8対応、低照度ので-2.0EV対応でしたが、D850ではNikon D5譲りの性能のフォーカスポイント153点、クロスセンサー99点、15点がF8対応、低照度では-4.0EV(中央)、-3.0EVに対応しています。またダイナミックAFモード153点が新たに追加され、動体補足力が向上しています。
サイレント撮影が可能に
従来のシャッター音を抑えた撮影(静音撮影)に加えて、無音撮影が可能になりました。シャッターによる撮影音や振動によるブレ写真を無くす事ができます。但し、静止画ライブビュー時に使用できるという制約付きとなっています。
-
撮影可能な画素数が3635万画素から4575万画素にアップしました。また裏面照射型CMOSセンサーのローパスレス仕様となっています。ローパスレスのカメラセンサーは、よりキメの細かい写真を撮ることができるのが特徴です。当時ローパスレス有無で差別化されて話題となったD800やD800Eの頃のように、D850やD850Eのようなモデル別けはされておらず、D850に統合されています。
-
旧機のD810の連写5コマ/秒から、D850では最大9コマ/秒に向上しました。ただし、Nikon専用バッテリーのEL-EN18bとMB-D18、そしてバッテリー室カバー BL-5の使用時という条件付きとなっています。本体のみで撮影時には7コマ/秒の連写速度となります。
連写枚数が28枚→51枚にアップ(14bitロスレス圧縮時)
一度に連続枚数できる枚数が旧機のD810の28枚から50枚に向上しました。これは14bit非圧縮RAW(ロスレス圧縮)と呼ばれる設定における枚数です。ロスレス圧縮RAWはD850で撮影できる最も高品質なデータのことです。また、品質をやや抑えた12bitロスレス圧縮RAWの設定では170枚の連続撮影が可能です。
背面液晶は122.9万→235.9万ドットのタッチ式に
背面液晶はよりキメの細かい235.9万ドットに向上しました。またタッチ操作式・可動式に変更されました。タッチ操作できる内容も従来のニコン機よりも豊富向上(拡大再生中のトリミングやレーティング機能追加)し、シャッターやAFの操作、撮影写真のプレビューも液晶から素早く操作できるようです。
-
D850では動画機能も向上しました。D810では2K(フルHDで1920x1080ピクセル)が動画として撮影可能でしたが、D850では新たに4K動画が撮影できるようになりました。またフルHDでは120p(24・25・30fpsで再生)のスローモーション撮影にも対応しています。
また一定時間間隔で撮影し続けることにより動画にすることができるタイムラプス機能は8K(8256×5504ピクセル)で撮影できるようになっています。更にタイムラプスではサイレント撮影が可能です。撮影時の露出変化にも配慮されています。暗闇から夜明けまで、明るさが変化する状況下でも絞り優先オートであれば、適正露出を保ちながら撮影できるようになっています。
-
D810で設定できるISOの常用感度64〜12800から、D850では64〜25600に向上しました。旧機よりも極端に暗い環境でも撮影が可能になります。
RAWの保存データサイズが3段階で選択可能に
従来では選択出来なかった撮影データのRAWの画像サイズがL・M・Sの3段階で選択可能になりました。保存メディアのSDカードの容量節約に活用できます。
内蔵ストロボが廃止され、カメラボディの堅牢性がアップ
D850では、残念ながら内蔵ストロボが廃止されました。それと引き換えにフラッグシップのD5と同様に防滴・防塵性が高まっているようです。
ピクチャーコントロール「オート」が新しく搭載
カメラ任せで撮影シーンに応じて最適な画づくりができる、絵作りのオート設定が追加されました。JPEG撮影では特に効果を発揮する機能だと思います。
Nikon D850はどの撮影にオススメなの?
まず結論ですが、限りなく全てのジャンルをカバーしており隙がない印象のカメラです。
スペックから伺える感じとしては、あらゆる撮影を考慮して進化したカメラという雰囲気です。幅広い内容についてD850のスペックアップが見られますので、動く被写体、風景写真、小物撮影、生物撮影、音楽演奏の撮影、子供の撮影など…あらゆるシーンで活躍できるようなカメラになっているようです。
特にニコンD850は、動体補足、サイレント撮影、動画機能が充実していますので
- 鉄道の列車
- 車、馬、鳥などの動物
- お子さんの運動会
- 風景写真
- 生き物
の撮影で従来機のD810と比べると活躍・活用の幅が広がるカメラとなっています。これらの撮影をされている方はD850を検討する価値があると考えられます。
D850とD810の仕様の違いは?
より細かい内容を見ていくと複雑でキリがありませんが、仕様を比較してみると次のような違いがあるようです。D850とD810の仕様を比べて異なる箇所を抜粋してみました。
仕様 | Nikon D850 (新型) | Nikon D810 (旧型) |
---|---|---|
有効画素数 | 4575万画素(8256×5504ピクセル) | 3635万画素(7360×4912ピクセル) |
静止画の撮像範囲やアスペクト | FX(36×24)、1.2×(30×20)、DX(24×16)、5:4(30×24)、1:1(24×24) | FX(36×24)、1.2×(30×20)1.2×、DX(24×16)1.5×、5:4(30×24) |
使用可能な交換レンズ | G・EまたはDタイプレンズ(PCレンズ一部制限あり)/G・EまたはDタイプ以外のAFレンズ(IX用レンズ・F3AF用レンズ使用不可)/Pタイプレンズ/DXレンズ(撮像範囲はDX(24×16))/非CPUレンズ(ただし非AIレンズは使用不可):露出モードA・Mで使用可能/開放F値がF5.6以上明るいレンズでフォーカスエイド可能。ただしフォーカスポイント15点(選択可能9点)はF8以上明るいレンズでフォーカスエイド可能 | G・EまたはDタイプレンズ(PCレンズ一部制限あり)/G・EまたはDタイプ以外のAFレンズ(IX用レンズ・F3AF用レンズ使用不可)/Pタイプレンズ/非CPUレンズ(ただし非AIレンズは使用不可):露出モードA・Mで使用可能/DXレンズ(撮像範囲は(DX(24×16)1.5倍))/開放F値がf/5.6以上明るいレンズでフォーカスエイド可能。ただしフォーカスポイント11点はf/8以上明るいレンズでフォーカスエイド可能 |
画質モード | RAW12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/S選択可能(サイズM/Sは12ビット、ロスレス圧縮に固定)・TIFF(RGB)・JPEG-Baseline準拠、圧縮率(約):FINE(1/4)、NORMAL(1/8)、BASIC(1/16)サイズ優先または画質優先選択可能・RAWとJPEGの同時記録可能 | ・RAW12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/S選択可能(サイズSは12ビット、非圧縮に固定)・TIFF(RGB)・JPEG-Baseline準拠、圧縮率(約):FINE(1/4)、NORMAL(1/8)、BASIC(1/16)サイズ優先時、画質優先選択可能・RAWとJPEGの同時記録可能 |
ピクチャーコントロール | オート、スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景、フラット、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能 | スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、ポートレート、風景、フラット、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能 |
記録媒体 | XQDカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-II規格に対応)、コンパクトフラッシュカードは廃止? | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)、コンパクトフラッシュカード(Type I、UDMA対応) |
対応規格 | DCF2.0、DPOF廃止、Exif2.31、PictBridge | DCF2.0、DPOF、Exif2.3、PictBridge |
光学式ファインダー倍率 | 約0.75倍 | 約0.7倍 |
シャッター | 電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター、電子先幕シャッター(静音撮影、静音連続撮影、ミラーアップ撮影時) | 電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター、電子先幕シャッター(ミラーアップ撮影時) |
フラッシュ同調シャッタースピード | X=1/250秒、1/250秒以下の低速シャッタースピードで同調 | X=1/250秒、1/320秒以下の低速シャッタースピードで同調(1/250より1/320秒まではガイドナンバーが減少) |
連続撮影速度(撮影範囲がFX時) | ▼CL:約1~8コマ/秒、CH:約9コマ/秒、QC:約3コマ/秒 (※条件:マルチパワーバッテリーパック MB-D18(電源がEN-EL18bの場合)使用時) / ▼CL:約1~6コマ/秒、CH:約7コマ/秒、QC:約3コマ/秒 (※条件:EN-EL15a使用時、マルチパワーバッテリーパック MB-D18(電源がEN-EL15aまたは単3形電池の場合)使用時、およびパワーコネクターとACアダプター使用時) | ▼CL:約1~5コマ/秒、CH:約5コマ/秒、QC:約3コマ/秒 (※条件:EN-EL15使用時または、マルチパワーバッテリーパック MB-D12(EN-EL15以外の電池使用時)、またはパワーコネクターとACアダプター使用時) |
測光方式 | 180Kピクセル(約180,000ピクセル)RGBセンサーによるTTL開放測光方式 | 91Kピクセル(約91,000ピクセル)RGBセンサーによるTTL開放測光方式 |
測光モード | ▼マルチパターン測光:3D-RGBマルチパターン測光III(G、EまたはDタイプレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光III(その他のCPUレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光(非CPUレンズのレンズ情報手動設定時)▼中央部重点測光:φ12mm相当を測光(中央部重点度約75%)、φ8mm、φ15mm、φ20mm、画面全体の平均のいずれかに変更可能(非CPUレンズ使用時はφ12mm)▼スポット測光:約φ4mm相当(全画面の約1.5%)を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動(非CPUレンズ使用時は中央に固定)▼ハイライト重点測光:G、EまたはDタイプレンズ使用時のみ | ▼マルチパターン測光:3D-RGBマルチパターン測光III(G、EまたはDタイプレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光III(その他のCPUレンズ使用時)、RGBマルチパターン測光(非CPUレンズのレンズ情報手動設定時)▼中央部重点測光:φ12mm相当を測光(中央部重点度約75%)、φ8mm、φ15mm、φ20mm、画面全体の平均のいずれかに変更可能(非CPUレンズ使用時はφ12mm)▼スポット測光:約φ4mm相当(全画面の約1.5%)を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動(非CPUレンズ使用時は中央に固定)▼ハイライト重点測光:G、EまたはDタイプレンズ使用時のみ、その他のCPUレンズまたは非CPUレンズ使用時は中央部重点測光に固定 |
測光範囲 | ▼マルチパターン測光、中央部重点測光:-3EV~20EV ▼スポット測光:2~20EV ▼ハイライト重点測光:0~20EV (ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃) | ▼マルチパターン測光、中央部重点測光、ハイライト重点測光:0~20EV▼ スポット測光:2~20EV(ISO 100、f/1.4レンズ使用時、常温20℃) |
ISO感度 | ISO 64~25600(1/3、1/2、1ステップ)、ISO 64に対し約0.3、0.5、0.7、1段(ISO 32相当)の減感、ISO 25600に対し約0.3、0.5、0.7、1段、2段(ISO 102400相当)の増感、感度自動制御が可能・ISO感度は、推奨露光指数 | ISO 64~12800(1/3、1/2、1ステップ)、ISO 64に対し約0.3、0.5、0.7、1段(ISO 32相当)の減感、ISO 12800に対し約0.3、0.5、0.7、1、2段(ISO 51200相当)の増感、感度自動制御が可能・ISO感度は、推奨露光指数 |
オートフォーカスの方式 | TTL位相差検出方式:フォーカスポイント153点(選択可能55点)・クロスタイプセンサー99点(選択可能35点)・F8対応15点(選択可能9点)マルチCAM20Kオートフォーカスセンサーモジュールで検出、AF微調節可能、AF補助光補助光(レディライト)は廃止 | TTL位相差検出方式:フォーカスポイント51点(うち、15点はクロスタイプセンサー、11点はF8対応)、アドバンストマルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュールで検出、AF微調節可能、AF補助光(約0.5~3m)付 |
オートフォーカス検出範囲 | -4EV~+20EV(ISO 100、常温(20℃)) | -2EV~+19EV(ISO 100、常温(20℃)) |
AFエリアモード | シングルポイントAFモード、ダイナミックAFモード(9点、25点、72点、153点)、3D-トラッキング、グループエリアAFモード、オートエリアAFモード | シングルポイントAFモード、ダイナミックAFモード(9点、21点、51点)、3D-トラッキング、グループエリアAFモード、オートエリアAFモード |
内蔵ストロボ | 廃止 | 有 (ガイドナンバー:約12) |
ストロボ調光方式 | 180Kピクセル(約180,000ピクセル)RGBセンサーによるTTL調光制御:i-TTL-BL調光(マルチパターン測光、中央部重点測光またはハイライト重点測光)、スタンダードi-TTL調光(スポット測光)可能 | 91Kピクセル(約91,000ピクセル)RGBセンサーによるTTL調光制御:i-TTL-BL調光(マルチパターン測光、中央部重点測光またはハイライト重点測光)、スタンダードi-TTL調光(スポット測光)可能 |
ストロボ ニコンクリエイティブライティングシステム | i-TTL調光、電波制御アドバンストワイヤレスライティング、光制御アドバンストワイヤレスライティング、モデリング発光、FVロック、発光色温度情報伝達、オートFPハイスピードシンクロ、マルチポイントAF補助光、ユニファイドフラッシュコントロール・対応スピードライト使用時、内蔵フラッシュによるコマンダーモードは廃止 | i-TTL調光、光制御アドバンストワイヤレスライティング、発光色温度情報伝達(フラッシュ/LEDライト)、オートFPハイスピードシンクロ、FVロック撮影、マルチポイントAF補助光、モデリング発光、内蔵フラッシュによるコマンダーモードあり |
ホワイトバランス | オート(3種)、自然光オート、電球、蛍光灯(7種)、晴天、フラッシュ、曇天、晴天日陰、プリセットマニュアル(6件登録可、ライブビュー時にスポットホワイトバランス取得可能)、色温度設定(2500K~10000K)、いずれも微調整可能 | オート(2種)、電球、蛍光灯(7種)、晴天、フラッシュ、曇天、晴天日陰、プリセットマニュアル(6件登録可、ライブビュー時にスポットホワイトバランス取得可能)、色温度設定(2500K~10000K)、いずれも微調整可能 |
AFエリアモード | 顔認識AF、ワイドエリアAF、ノーマルエリアAF、ピンポイントAF、ターゲット追尾AF | 顔認識AF、ワイドエリアAF、ノーマルエリアAF、ターゲット追尾AF |
動画の記録画素数・フレームレート(fps) | ▼3840×2160(4K UHD):30p/25p/24p ▼1920×1080:60p/50p/30p/25p/24p ▼1280×720:60p/50p ▼1920×1080スロー:30p(4倍)/25p(4倍)/24p(5倍) | ▼1920×1080:60p/50p/30p/25p/24p ▼1280×720:60p/50p |
動画の最長記録時間 | 29分59秒 | ▼[動画の画質]高画質時:10分(1920×1080:60p/50p)20分(1920×1080:30p/25p/24p、1280×720:60p/50p)▼[動画の画質]標準画質時:20分(1920×1080:60p/50p)29分59秒(1920×1080:30p/25p/24p、1280×720:60p/50p) |
動画のファイル形式 | MOV、MP4 | MOV |
動画音声の記録方式 | リニアPCM、AAC | リニアPCM |
動画音のその他の機能 | インデックスマーク、タイムラプス動画、電子手ブレ補正 | インデックスマーク、微速度撮影 |
モニタ(背面液晶) | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル)、約236万ドット(XGA)、視野角170°、視野率約100%、明るさ調整可能 | 3.2型TFT液晶モニター、約122.9万ドット(VGA)、視野角約170°、視野率約100%、明るさ調整可能 |
モニター再生機能 | 1コマ再生、サムネイル(4、9、72分割)、拡大再生、拡大再生中のトリミング、動画再生、スライドショー(静止画/動画選択再生可能)、ヒストグラム表示、ハイライト表示、撮影情報表示、位置情報表示、撮影画像の縦位置自動回転、レーティング | 1コマ再生、サムネイル(4、9、72分割)、拡大再生、動画再生、スライドショー(静止画/動画選択再生可能)、ヒストグラム表示、ハイライト表示、撮影情報表示、位置情報表示、撮影画像の縦位置自動回転 |
10ピンターミナル | ▼リモートコードMC-30A/MC-36A(別売) ▼ルミコントロールセットML-3(別売) ▼GPSユニットGP-1/GP-1A(別売:販売を終了しています) ▼ワイヤレスリモートコントローラー WR-R10(WR用変換アダプター WR-A10が必要)/WR-1(別売) | ▼リモートコントロール:10ピンターミナルに接続 ▼GPS:GPSユニット GP-1/GP-1A(別売)を10ピンターミナルに接続。または、10ピンターミナルに接続したGPS変換コード MC-35(別売)を介して、NMEA0183Ver.2.01およびVer.3.01に準拠したGPS機器(D-sub9ピンケーブル併用)に接続 ▼ワイヤレスリモートコントローラー WR-R10(WR用変換アダプター WR-A10が必要)/WR-1(いずれも別売) |
有線LAN | 非対応(?) | 別売の通信ユニットUT-1にて有線LAN環境を利用可能 |
無線LAN | ▼準拠規格:IEEE 802.11b、IEEE 802.11g ▼周波数範囲(中心周波数):2412~2462MHz(1~11ch) ▼出力:8.5dBm(EIRP) ▼認証方式:オープンシステム、WPA2-PSK | 別売のワイヤレストランスミッターWT-5(通信ユニットUT-1併用)にて無線LAN環境を利用可能 |
Bluetooth | Bluetooth標準規格 Ver.4.1 | 無 |
画像編集機能 | RAW現像、トリミング、リサイズ、D-ライティング、赤目補正、傾き補正、ゆがみ補正(オート、マニュアル)、アオリ効果、フィルター効果(スカイライト、ウォームトーン)、モノトーン(白黒、セピア、クール)、画像合成、動画編集(始点/ 終点の設定) | RAW現像、トリミング、リサイズ、D-ライティング、赤目補正、傾き補正、ゆがみ補正、アオリ効果、フィルター効果(スカイライト/ウォームトーン/赤強調/緑強調/青強調/クロススクリーン/ソフト)、モノトーン(白黒/セピア/クール)、画像合成、動画編集(始点/終点の設定、選択フレームの保存)、カラーカスタマイズ、簡単レタッチ、魚眼効果、塗り絵、カラースケッチ、ミニチュア効果、セレクトカラー |
使用電池(バッテリー) | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15a | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15 |
バッテリーパック(縦グリップ) | マルチパワーバッテリーパック MB-D18(別売):Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL18b(別売) ※またはEN-EL15a 1個使用。単3形電池(アルカリ電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池)8本使用 ※別売のバッテリー室カバー BL-5が必要です。 | MB-D12(別売):Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL18a/EN-EL18(別売)※またはEN-EL15 1個使用。単3形電池(アルカリ電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池)8本使用 ※別売のバッテリー室カバーBL-5が必要です。 |
ACアダプター(電源) | ACアダプター EH-5c/EH-5b(パワーコネクター EP-5Bと組み合わせて使用)(別売) | ACアダプター EH-5b(パワーコネクター EP-5Bと組み合わせて使用)(別売) |
撮影可能コマ数 | 約1840コマ(カメラ本体でLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15a使用時)CIPA規格準拠 | 約1200コマ(カメラ本体でLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15使用時)CIPA規格準拠 |
寸法(幅×高さ×奥行き)・重量 | 約146×124×78.5mm 約915g(本体のみ) | 約146×123×81.5mm 約880g(本体のみ) |
付属品 | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15a、バッテリーチャージャー MH-25a、HDMI/USBケーブルクリップ、USB ケーブル UC-E22 、ストラップ AN-DC18、ボディーキャップ BF-1B、フッ素コート付きファインダーアイピース DK-17F | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15、バッテリーチャージャー MH-25a、USBケーブル UC-E22、USBケーブルクリップ、ストラップ AN-DC12、ボディーキャップ BF-1B、アイピース DK-17、HDMIケーブルクリップ、液晶モニターカバー BM-12、ViewNX 2 CD-ROM |
Nikon Liーion リチャージャブルバッテリー ENーEL15a
Nikonの一眼レフであるD500、D7500、D7200、D7100、D800、D800A、D810、D850、D750、D610、D600、Nikon1 V1に対応したバッテリー。旧式である「EL-EN15」の放電特性を変更し、撮影可能コマ数(電池寿命)を改善したモデルとなっている。詳しくはこちらの記事を参照
最後に
とういうことで、今回はニコンD850とニコンD810の違いを見ていきました。違いが分からないんだけど!という方の参考にしていただければ幸いです。
(お知らせ)誌面に掲載されます
2/24に発売される「 みんなのPhotoshop RAW現像教室 - 著:大和田 良/インプレスブックス 」にて、過去に提供した作例2点が掲載されることになりました。
レタッチに関する書籍ですが、多彩なレタッチ表現が見られる内容となってますのでぜひご覧ください。