Worldeという中国の楽器メーカーが作ったEasyControl9というMIDIコントローラーを目にする機会が増えました。
EasyControl9は、日本の楽器メーカーであるKORG社のnanoKontrol第1世代とそっくりの仕様のようです。KORG nanoKONTROLが製造終了になってしまい、中古品しか出回っていない現状を考えると、写真編集用の機材としてEasyControl9を使うのもアリだなと思いました。
今回は機能について備忘録をまとめてみようと思います。
nanoKontrolとEasyControl9
ナノコントロールとイージーコントロール9を見比べていみると、操作できる各部はかなり似ています。
どちらも、ツマミやスライダーやボタンで構成されており、MIDI(読み：ミディ)によってPCのソフトウェアを自由に操作できます。EasyContorlには左側にホイールとフェーダーが備わっています。nanoKontrolはボタンが多めです。
また、上記で解説しているように、小さい見た目とは逆に、操作できる内容が豊富なのが特徴です。これは、両者の機種に搭載されている「シーン機能」や「バンク機能」のお陰です。
シーン機能やバンク機能により、見た目のツマミやスライダーやボタン数の4倍の操作を割り当て(アサイン)可能です。
MIDIのカスタマイズ
MIDIコントローラーから送信できるMIDI信号のカスタマイズは、nanoKONTROLとEasyControl9の両機種とも専用ソフトウェアが提供されています。
専用ソフトウェア
KORG nanoKONTROL・KORG KONTROL Editor
http://www.korg.com/jp/support/download/software/1/240/533/
KORG製品のMIDIコントローラーのMIDI信号をカスタマイズできるソフトウェア
Worlde Easy Control Editor
http://en.worlde.com.cn/down.aspx?TypeId=20&FId=t14:20:14
EasyControl9のMIDI信号をカスタマイズできるソフトウェア
それぞれのソフトウェアでMIDIのマッピングを変更できます。例えば、以下はWorlde Easy Control Editorの使用例です。
こちらもnanoKontrol Editorとそっくりですね^^; 中国メーカーということで、マニュアルも不親切ですが、使用上は特に問題なく扱うことができそうです。